真空プラズマ装置「プラズマエッチャー加熱機構付CPE-200AHM」9月2日新発売
加熱機構を搭載、処理効果2倍
「プラズマエッチャー加熱機構付 CPE–200AHM」
2021年9月2日発売
プラズマ装置を開発販売する株式会社 魁半導体(京都府京都市下京区、代表取締役 田口貢士)は、
当社初の加熱機構を搭載した真空プラズマ装置「プラズマエッチャー加熱機構付 CPE–200AHM」
を開発、2021 年 9 月 2 日に新発売します。基材を温めてプラズマ照射することにより、従来比で
約2倍の高い処理効果を実現しました。
■当社初の加熱機構を搭載
真空プラズマ装置「プラズマエッチャー加熱機構付 CPE–200AHM」は基材を設置するステージを
最高 400°Cまで加熱する機構を搭載し開発した製品です。プラズマ処理は基材に高いエネルギー照
射をすることにより洗浄や表面改質などの処理をする技術ですが、基材を温めプラズマ処理するこ
とで、基材によっては従来の約 2 倍の高い処理効果を得ることができます。当社への受託処理の依
頼が増加していることから市場調査を行い、新開発に至りました。
ステージサイズφ200mmを基準に新製品郡「CPE–AHMシリーズ」
として展開します。用途例としては半導体製造工程のレジスト除去
の効率化や、O リングなどのプラズマ耐久性評価試験での大幅な時
間短縮が期待できます。
■製品概要
[名 称] プラズマエッチャー加熱機構付 CPE–200AHM
(右写真:外観)
[発売日] 2021年9月2日
[特 徴] ・プラズマ処理時間を大幅に短縮
・カスタム対応
[用 途] エッチング、プラズマ耐久性テスト
[価 格] ステージサイズφ200:1,600万円(税別)
(※1)当社比較実験:アッシング実験結果
スライドガラス表面を油性ペンで塗ったものを基材として実験。新製品「CPE–200AHM」を使用し
予めステージを300°Cに加熱した場合と加熱しない場合、それぞれプラズマ照射し塗膜をアッシング
除去し一定時間毎に重量を測定。
[結果] 30秒照射後の除去量(重量変化)は300°Cに加熱することで約2倍に増加。
(重量変化が約2.5mgで飽和しているのは、塗膜が除去され基材が露出した)
▶PDF資料:https://sakigakes.co.jp/cms/wp-content/uploads/2021/09/20210902NewsRelease_CPE-200AHM.pdf
▶真空プラズマ装置「プラズマエッチャー加熱機構付」製品紹介ページ:https://sakigakes.co.jp/products/cpe-200ahm/
▶お問い合わせはこちらから:https://sakigakes.co.jp/inquiry/